そうだ、お城へ行こう!(大阪城編)
テレビの影響とはスゴイもので、カワイイもの好きな子どもたちにネタとして見せていた 「ねこねこ日本史」にいつの間にかどハマりしていた上の娘(6歳)がいきなり、「今度のお休みに本能寺に行ってみたい」と言い出したのです。
歴史的文化価値のあるものを見に行くのは僕としては大歓迎だったのですが、6歳と3歳(下の娘)の子たちにいきなり本能寺はハードルが高く、自称「城人(しろうと)」(注・僕が勝手に命名しましたお城好きな人のこと)である僕としてはやっぱりお城からだろうと、地元が誇る有名なものでありながらも行きそうでなかなか行かない大阪城へと行くことにしました。
上の娘がまだベビーカーに乗っていた頃はお城だけでなく山城までも行きまくってまして、次に山城へ行くとき用にと買っていたトレッキングシューズを数年越しに下駄箱から引っ張り出し、2人の娘を連れていざ大阪城へ。
ひさびさに大阪城へとやって来たのですが、駐車場から歩いて眺めるだけでも堀にしろ石垣にしろ櫓にしろ大阪城のスケールはとてつもなく大きく、見ているだけでテンションがうなぎ登りに上がっていくのでした。
やっぱりお城を攻める(注・お城好きが城へ行くときに使う表現です)には大手門からということで、お城の正面玄関である大手門から登城することに。
ここでいきなり僕の燃えるポイントである千貫櫓をじっくり拝んでから多聞櫓へ。
さすがは大阪城、突破するのに難儀しそうな立派な枡形虎口(門と門で挟むことで攻めてきた敵を閉じ込めて殲滅する枡形のスペースのこと)だなぁと関心しながら中に入ると、何と重要文化財である大阪城の櫓が特別公開されているということで、娘たちが早く天守に行きたいという声をぶっちぎりムシして櫓へ行くことにしました。
地元ということもあり、これまでも大阪城へは何度か行ったことはあるのですが、それでも千貫櫓をはじめとしたこの特別公開されている櫓に入るのは初めてだったので、僕としては感慨もひとしお。
大手口にある多聞櫓から見る枡形虎口がこんなに開けて見えているなんて、攻めてきた敵へまさに狙い撃ちし放題ですね。
そしてこちらはずっと夢だった千貫櫓から見る大手道の風景は、織田信長も苦労したであろう当時のこの櫓の恐ろしさをまざまざと感じることが出来ました。
そうこう歩いているうちに見えてきた、西の丸庭園から見た大阪城天守。
ついでに天守を望むうちの「城っ娘(しろっこ)」(注・お城好き?な娘たちのこと、僕が勝手に命名しました)たち。
焔硝蔵を通り抜けて、いよいよ目指すは大阪城本丸です。
と、その前に石山本願寺推定地石碑前で合掌した後、見えてきたのは…。
大阪城が誇る桜門。
桜門越しに見る天守と蛸石はやっぱり映えなスポットではないでしょうか。
改めて蛸石を収めてみましたが、やっぱりあまりに大きすぎる一枚岩です。
ようやくたどり着いた大阪城天守、さすがに新型コロナウィルスの影響もあり、思った以上に人が少ないのにはびっくりしました。
帰りに豊国神社をお参りして本日の城攻めは無事終了、ぶっちゃけ僕があまりにも櫓を縦横無尽に見て回ったせいで時間を取り過ぎてしまい、「城っ娘」たちは飽きてしまってたのはここだけの話ということで。
ちなみにこちらは最近流行っている御朱印ならぬ大阪城の期間限定御城印です。
先にも述べましたが今回初めて櫓の特別公開に入って気付いたのは、僕の個人的な感想にもなるのですが、大阪城天守は西の丸庭園から見る姿が一番美しいんじゃないかなぁと。
今回は新型コロナウィルスの影響もあり、それほどストレスなく天守前でも写真を撮ることが出来ましたが、たとえ来城される方が多くても西の丸庭園だとそれほど苦もなく天守のベストショットが撮れるのに気付いたのは良かったです。
ただ、西の丸庭園に入るには入園料が必要なのですが、それを補って余りあるのんびり歩くことが出来る映えスポットだと思います。